今子浦で遊ぶ

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清々しい自然の中に佇む「いまご荘櫂の詩」。
有名観光地から地元の人しか知らない隠れた名所まで
但馬の自然、歴史、文化に触れられる様々なスポットをご紹介いたします。

磯の生き物磯釣り地形・地質
磯の生き物を観察しよう!
今子浦周辺には
おもしろい生き物がいっぱい

今子浦千畳敷は約1000平方メートルある平たい岩場です。100種類以上の稚魚が確認されていますが、 その他にもたくさんの巻き貝、二枚貝、イソギンチャク、ウミウシの仲間をさがすことができ、透明の 海をのぞいていると時間をわすれ、“うらしまたろう”の気分を体感できることでしょう。

今子浦海岸で10年前に発見された新種のクロユリハゼ属の一種→
うみほたる
うみほたる[あんけら]
(ミオドコーパ目 うみほたる科)

うみほたるはその名のとおり青く発光する海の生き物です。体長3mmくらいで殻はきちん質であめ色をしています。カニやエビ、ミジンコといった甲殻類の仲間です。卵形に見えるのは二枚貝のような殻の形。ウミホタルはこのサイズの小さな生物としては珍しく心臓があります。心臓から送られた血液は全身と背甲の内側を巡ります。背甲の内側には網目状に血管が張り巡らされていて、この血管を使って血液中のガス交換(呼吸)をしています。ウミホタルは初夏から秋にかけ沿岸近く見る事ができます。昼のあいだは海のそこの砂のなかにかくれていますが夜になると泳ぎだしてエサをさがします。エサは生物の肉。おもに生物の死骸を食べていますが、ゴカイやイソメといった生物はおそって食べてしまいます。なぜ光るのかという理由としては雄の雌への求愛の表現として光ると考えられています。普段は海底で暮らしているウミホタルですが求愛の際には海面付近にまで上昇し、美しく光り廻りながら下降していくそうです。青く幻想的な光りをはなつうみほたるにあえるといいですね!

イソギンチャク
ヨロイイソギンチャク
(ウメボシイソギンチャク科)

触手環の直径約5mm。岩の割れ目などにいます。小石や貝殻片を体表につけていて黄褐色、ピンクなど体はいろいろです。
生息地:本州〜九州

イソギンチャク
ミドリイソギンチャク
(ウメボシイソギンチャク科)

体幹の直径約8cm。体壁にもえぎ色のつぼをもっています。
生息地:北海道南西部〜九州

二枚貝
ムラサキインコガイ
(イガイ科)

殻の長さは4〜5cm。殻は薄くふくらんでいます。殻は黒紫色で、殻頂部には放射状にわかれる溝があります。
生息地:北海道南部〜九州

二枚貝
イタボガキ
(イタボガキ科)

殻の高さは6cm。殻は厚く、左はふくらみ右は平たい。表面にはこまかい放射肋がある。食べられます。
生息地:房総半島〜九州

ウミウシ
シロウミウシ
(ドーリス科)

体長4cm内外。体は白色、背は黄色の縁取りで、黒い小斑点がちらばる。触手とえらは黄色。
生息地:日本各地

ウミウシ
アオウミウシ
(ドーリス科)

体長4cm内外。体色は青い。背に黄色の線が縦走し、その両側に不連続な同色のいぼ状線も走る。カイメンを食べる。
生息地:日本各地

カメノテ
フジツボ
カメノテ
(ミョウガガイ科)

全長5cmで頭状部と柄部に分かれ、全体が石灰質の殻でおおわれている。岩の割れ目にたくさんみられる。
生息地:北海道以南

カメノテ
フジツボ
タテジマフジツボ
(フジツボ科)

直径2cmで白色に青紫色の縦縞が並んでいる。熱帯、亜熱帯が原産だが、各地で増えている。殻口はかなり大きく、四角い形をしている。
生息地:北海道以南

メジナ
(メジナ科)

体長30~50cm。岩礁域を好む。幼魚は成魚より青っぽい。磯臭いといわれるが、冬は美味。幼魚のときは近縁のクロメジナ、オキナメジナと混群を作り、タイドプールに入る。
生息地:北海道南部以南

イシダイ(幼魚)
(イシダイ科)

体長50~80cm。幼魚のときは体側の横帯は黄色。成長につれて黒色となり、老成魚では消失。
生息地:日本各地、とくに西日本に多い

キュウセン(雌)
(ベラ科)

雄と雌で体色と模様が異なる。雄がアオベラと呼ばれるのに対して、アカベラと呼ばれる。食用としてはアオベラの方が好まれる様だ。
生息地:北海道~九州

キヌバリ
(ハゼ科)

体長5~10cm。体に黒色の帯がある。海底に定着せず泳いでいることが多い。
生息地:北海道~九州

カエルウオ
(イソギンポ科)

体長10~15cm。眼上皮弁が細長い。タイドプールで追いつめると、とび跳ねて逃げる。
生息地:関東地方以南

カサゴ
(フサカサゴ科)

体長30cm内外。頭部には棘や隆起線が発達する。卵胎生。すんでいる水深により体色が異なる。釣りの対象魚となり、美味。
生息地:北海道南部以南

褐藻
ヒジキ
(ホンダワラ科)

長さ30cm~1m。葉は、円柱状で、先端はとがる。中央部はふくらんで、中にはガスが含まれる。潮間帯の岩上をはうように茂る。食用となる。
生息地:日本各地

褐藻
ホンダワラ
(ホンダワラ科)

高さ2mくらいになる。枝を多数伸ばし、強くねじれて茂る。茎の断面は三角形または四角形。葉はへら型または楕円型。
生息地:太平洋沿岸、九州、新潟県以西

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